キャンプ前日――。
僕たち家族4人(夫婦+小学生低学年の子ども2人)は、明日のキャンプに向けて、いつも通りエブリイワゴンに荷物を積み込む作業をしていました。だけど今回はちょっと特別。「これ、本当に全部乗るんだろうか……?」と思うくらい、荷物が多い!
テント、テーブル、チェア、ポータル冷蔵庫、クーラーボックス、石油ストーブ、寝具、着替え、調理器具、さらには子どもたちの遊び道具まで。これ全部、エブリイに積めるのか?
今日はそんな「限界積載チャレンジ」の全記録を、我が家のDIY収納の工夫とともにブログにまとめてみます。
■ 我が家のキャンプスタイルとエブリイワゴンの積載事情
我が家のキャンプスタイルは“快適”がテーマ。
キャンプのを快適にする為のポータブル冷蔵庫や石油ストーブなどでどうしても荷物が多くなってしまいます。
車中泊やルーフテントも活用しつつ、荷物をなるべくコンパクトに、でも家族が不便を感じないようにと工夫を凝らしています。
愛車はスズキ・エブリイワゴン。軽バンでありながら車内の高さと長さが魅力で、収納次第では普通車顔負けの積載力があります。
ただし、家族4人が乗車したうえで、キャンプ道具一式をすべて積むのは簡単なことではありません。今回はその「限界」に挑戦した形になります。
■ トランク下部にDIYの引き出し収納を導入
まずトランクスペースの下部。
ここには僕がDIYで作成したスライド式の引き出し収納があります。スライドレール等は無く合板と2×6材や1×6材(ワンバイシックス材)を組み合わせただけの簡単な自作ですが、かなり便利。絶妙な深さのある引き出しになっていて、工具類や、細々としたキャンプ道具などを種類別に収納できるようにしています。
この引き出しのおかげで、出し入れのたびに荷物を全部ひっくり返す必要がなくなり、積載効率もかなりアップしました。
“荷物の出し入れが面倒くさい”というストレスが、ほぼゼロになったのが本当に嬉しいポイント。
時々、車を停めてトランクを開けていると知らない人に「すごいで便利そうですね!ちょっと見させて貰ってもいいですか?」と言われます!

■ トランク上部にはイレクターパイプで作った棚をDIY
次に、引き出しの上。ここに空間をうまく使いたくて、僕がもう一つDIYしたのが、イレクターパイプで組んだ積載棚です。高さを抑えめに設計し、天井との隙間をうまく残すことで、上にも薄型の荷物を積めるようにしています三
この棚には主に寝具の一部、シート類など軽くてかさばるものを収納。ゴムバンドを巻いて固定することで、走行中の荷崩れもしにくくなりました。
この“三階建てトランク”の仕組みで、荷物の収納力は実質1.5倍くらいに感じています!

■ 後部座席の足元にはテント・タープ・テーブルを
後部座席には当然、子どもたちが座るので、荷物の置き方も気をつかいます。
今回は座席の足元スペースを最大限活用。ここに大型テントやタープ、折りたたみテーブルなどを、うまく立てて収納しました。
足元に荷物があると子どもたちが嫌がるかと思いきや、「秘密基地みたいで楽しい!」と大はしゃぎ。小学生ってこういうところ、逆に楽しんでくれるんですね。
■ クーラーボックスは後部座席の“肘置き兼テーブル”に
今回、特にうまくいったのがクーラーボックスの配置です。
我が家の中型クーラーはハードタイプで、そこそこのサイズ感。でも後部座席の中央にドンと置くことで、子どもたちの肘置き&簡易テーブルとしても使えるようにしました。
お菓子や飲み物を取り出すのも楽になり、長距離移動時の快適さがぐっと上がりました。

■ ルーフキャリアにはハードコンテナ2つを固定
そして忘れちゃいけないのが、ルーフキャリアの活用です。
エブリイのルーフには、頑丈なキャリアを設置済み。今回はここにハードコンテナ2つを積載し、それぞれに「キッチン用品一式」と「折りたたみチェア・焚き火グッズ・ライト系雑貨」を収納しました。
ハードコンテナは防水性が高く、雨が降っても安心。カギも付けられるので、キャンプ場での盗難対策にもなります。
■ ルーフテント用ソフトケースに寝具・衣類をまとめて
ルーフキャリアにはもう一つ、ルーフテント専用の防水ソフトケースも設置しており、今回はそこに寝具と衣類をまとめて収納しました。
インナーマット、シュラフ4人分、ブランケット、子どもたちの着替え、タオルなどを、圧縮袋でギュッとまとめて詰め込んで、まさに“限界積載”。
ルーフ上に載せることで室内空間に余裕が生まれ、寝具類の独特なボリューム問題も一気に解決できました。

■ 積載完了!実際に全部入ったのか?
結果的に……全部、無事に積載完了!
積み終えた瞬間の達成感といったらもう、ちょっとしたパズルゲームをクリアしたような感覚です。
今回は収納の「引き出し」と「イレクターパイプ棚」、そして「ルーフキャリア」をフル活用して、家族4人分のキャンプ道具をすべて積むことができました。

■ 最後に:限界積載でも快適な旅を目指して
「軽バンでファミリーキャンプなんて狭くて無理じゃない?」とよく言われますが、DIYと積載の工夫次第で、ここまで快適にできるんだなと実感しています。
もちろん、あくまで“走行安全”と“乗車快適性”を両立させたうえでの積載です。無理な積み方は事故の元ですし、重心のバランスや荷崩れ防止も意識しています。
これからキャンプを始めようと思っている方、軽バンでのファミリーキャンプに挑戦したい方には、ぜひこの収納アイデアが参考になれば嬉しいです!
■ 今回の積載ポイントまとめ
- DIY引き出し収納:トランク下部に工具や小物類を整理
- イレクターパイプ棚:上部スペースを有効活用して積載力アップ
- 後部座席足元:テント・タープ・テーブル収納
- クーラーボックス:後席中央に配置して肘置き兼テーブルに
- ルーフキャリア(ハードコンテナ):キッチン用品&インフレータブルマット・折り畳み椅子など
- ルーフテント用防水ソフトケース:寝具・衣類を圧縮して収納
次回、DIYした引き出し収納やイレクターパイプの記事を投稿予定なのでそちらも是非参考にしてみて下さい!