
キャンピングカーと聞くと、多くの人が「お金持ちの道楽」というイメージがあるんじゃないかニャ。
実際、私自身もそう思って最初は諦めていました。しかし、実際に購入してみると、想像以上に現実的な選択肢であることが分かりました。
購入時、転職して7ヶ月の平凡な30代会社員が、どのようにしてキャンピングカーを購入したのか。そして、意外と知られていない維持費の真実や投資価値について、実体験を交えて詳しく解説します。

キャンピングカーに憧れているけれど諦めている方に、新しい視点をお届けできればと思います。
キャンピングカー購入のきっかけと市場調査で分かった真実

キャンプや釣り、車中泊に興味を持ち始めた頃、まずはハイエースの中古車情報をチェックしていました。
しかし調べていくうちに、8ナンバー登録やハイエースのキャンピングカー仕様のリセールバリューなど、想像もしていなかった発見の連続でした。
釣り車中泊から始まった キャンピングカーへの道のり
エスティマやエブリイワゴンでの釣りキャンプや車中泊体験を重ねるうちに、より積載能力が高くて広い空間での車中泊を楽しみたいと思うようになりました。
そこで候補に上がったのがハイエースでしたが、調べてみると一口にハイエースと言っても用途によってナンバー区分が大きく分類されることが分かりました。
✅ ハイエースの主なナンバープレート分類
- 荷物運搬用の商用バン(4ナンバーや1ナンバー)
- 乗用車登録のワゴンタイプ(3ナンバー)
- 特種用途車両としての8ナンバー登録キャンピングカー
この中でも8ナンバー登録のキャンピングカー仕様は、通常のハイエースとは全く異なる特徴と優遇措置があることを知り、これが私の購入検討の方向性を大きく変えることになりました。
8ナンバー登録の驚くべきメリット発見
8ナンバー登録「特殊車両」について詳しく調べた結果、想像以上のメリットがあることが判明しました。
✅ 8ナンバー登録の具体的なメリット
- 車検間隔が2年(商用車の1年車検より長い)
- 自動車税が同じクラスの乗用車より2割程度軽減される
- 重量税も同じクラスの乗用車より通常より安い※仮装重量により異なる
- 高速道路料金は普通車扱い
実際に税額を計算してみると、ハイエースの前に所有していた3ナンバー車(エスティマ)と比較してみました。
●自動車税
3ナンバー 排気量2400㏄:45,000円
8ナンバー 排気量2700㏄:40,800円
●重量税(車検時)
エスティマ 車両重量 ~2t 3ナンバー:32,800円
ハイエース 車両総重量 ~2.8t 8ナンバー:24,600円
●自賠責保険
3ナンバー 25カ月:18,160円
8ナンバー 25カ月:20,580円

実は乗用車のエスティマより固定コストは1万円以上下がるんだ!

まさか快適性や積載量が増えて固定コストが減るのは意外でした。
リセールバリューの高さに驚愕
さらに調査を進めると、ハイエース自体のリセールバリューの高さに加えて、キャンピングカー仕様の価値保持率の良さに驚きました。
✅ リセールバリュー(実際の車体状態や走行距離等にもよる)
- 通常のハイエース:5年後でも新車価格の60-70%
- 一般的な乗用車:5年後は新車価格の40-50%
- キャンピングカー仕様:装備内容により更に価値が下がりにくい
特にキャンピングカーは、内装や設備のカスタマイズにより付加価値が生まれ、物によってはハイエースベースの車両は需要が高く中古で購入すれば5年後でも購入価格とほぼ同じ値段で売却できるケースもあることが分かりました。

これは実質的に「使用料無料の高級車」に近い概念で、投資として考えても非常に魅力的でした。
実際の購入プロセスと資金調達の全記録


実は購入時は転職7ヶ月という状況で600万円の融資を受けられるのか、正直不安でした。
実際のローン審査から購入手続きまで、すべて包み隠さずお伝えします。
中古キャンピングカー市場での価格調査
新車時1000万円近くするキャンピングカーも、中古市場では大幅に値下がりしていることを発見しました。
✅ 価格調査の結果
- 新車アルファード:500万円~600万円前後
- 5年落ちキャンピングカー:600万円前後
- 車中泊装備の充実度:キャンピングカーが圧倒的に上
新車のアルファードとほぼ同じ価格帯で、はるかに充実した装備のキャンピングカーが購入できることが分かりました。

ベッド、キッチン、冷蔵庫、電源設備、荷室の積載量など、アルファードなどの乗用車では得られない機能が標準装備されています。




転職7ヶ月でも通過した銀行ローン審査
最も心配だったのが資金調達でした。転職してまだ7ヶ月という状況で、600万円の融資を受けられるのか不安だったからです。
✅ ローン審査の実体験
- 銀行マイカーローン:金利2.275%
- 販売店提携ローン:金利3.9%
- 審査結果:600万円満額承認
銀行に直接相談したところ、転職後の期間よりも現在の年収と勤務先の安定性を重視してくれました。

販売店のローンより1.625%も低い金利で借りられたのは大きなメリットでした。
因みに金利差1.625%だと月々の返済金額で6,778円も違います!

年間で81,336円も差額が出るんなら、多少手間でも銀行マイカーローンを検討をして審査しないとダメだニャ!
購入手続きと納車までの流れ
ローン承認後の手続きは意外とスムーズでした。
✅ 手続きの流れ
- 車両の最終確認と契約
- 銀行での融資手続き
- 保険の切り替え
- 納車日の調整

キャンピングカーは仮装部品が多く通常の乗用車より納車前点検に期間がかかるとの事で我が家も契約から納車まで約1か月半程かかりました。
上記の手続きをしなければいけないので丁度よい期間ではありました。

新車のキャンピングカーだと納車まで1年~2年待ちなんて話がザラだから全然短く感じるニャ。
維持費比較と投資価値の詳細分析


キャンピングカーの維持費は本当に安いのか、ミニバン乗用車と詳しく比較してみました。
長期的な投資価値についても、具体的な数字で検証した結果をご紹介します。
アルファード等の同等クラス乗用車との維持費徹底比較
実際の年間維持費を詳しく比較してみました。(概算)
✅ ミニバン(3ナンバー)
- 自動車税:43,500円
- 重量税:16,400円/年
- 車検:120,000円/2年
※交換部品等により変動 - 合計:約120,000円/年
✅ ハイエースキャンピングカー(8ナンバー)
- 自動車税:23,600円
- 重量税:12,300円/年
- 車検:120,000円/2年
※交換部品等により変動
※キャンピングカーは部品点数が多く割高になる事もあり - 合計:約96,000円/年
年間約2万円、10年間で20万円の差額が生まれます。
長期的な投資価値の検証
キャンピングカーの投資価値を長期的に検証してみました。
✅ 10年後の予想資産価値
- ミニバン:購入価格500万円→売却予想200万円
- キャンピングカー:購入価格600万円→売却予想400万円
✅ 実質的な使用コスト
- ミニバン:300万円(500万円-200万円)
- キャンピングカー:200万円(600万円-400万円)
キャンピングカーの方が実質的な使用コストが低く、しかも充実した装備が使えるという結果になりました。

旅先での宿泊費も車中泊で抑えらる事が増えるので実質的コストはもっと低く考えられます!

釣りなんかは前日に前乗り車中泊でしっかりと睡眠をとって早朝から釣りが出来るから釣果も期待できるニャ!
しっかり美味しいお魚を釣ってきたまえ!
意外な発見:中古購入の優位性
中古でキャンピングカーを購入することの優位性も発見しました。
✅ 中古購入のメリット
- 初期減価償却を回避
- 装備の充実度を安価で得られる
- リセール時の価格下落が少ない
- 前オーナーの改良点を引き継げる
- 契約から納車までの期間が短い

新車で購入すると最初の2-3年で大きく価値が下がりますが、中古購入ならその部分を回避できます。
まとめ:平凡な会社員でもキャンピングカーは現実的な選択

今回の購入体験を通じて、キャンピングカーは決して「お金持ちだけの物」ではないことが分かりました。
転職7ヶ月という状況でも600万円の融資を受けることができ、8ナンバー登録による維持費の安さとリセールバリューの高さを考えると、新車のアルファードと同程度の価格で、はるかに充実した装備のキャンピングカーが購入できることは大きな発見でした。

特に驚いたのは、実質的な使用コストの低さです。
10年間の維持費とリセール価格を考慮すると、キャンピングカーの方がアルファード等のミニバンよりも経済的であることが判明しました。これは単なる趣味の買い物ではなく、賢い投資判断とも言えるでしょう。

子供達と遊べる限られた時間に全力で遊んだり自然の中での学びや成長を感じられる事が何よりも大きな投資リターンになっていると言えます。
実際に釣りやキャンプ中に子供達の成長を感じる場面が多々あり、大きな買い物ではありましたが新しくハイエースキャンピングカーというキャンプギアを購入して良かったと感じています!

家族でのアウトドアが好きでキャンピングカー購入を検討している方には、思い込みで諦めず、実際の数字を調べてみることがお勧めだニャ!
8ナンバー登録の維持費メリットやリセールバリューの調査、銀行ローンと販売店ローンの金利比較など、事前調査をしっかり行えば、意外と手の届く価格で理想のアウトドアライフが実現できるかもしれません。

我が家で購入したハイエースキャンピングカーはワイドボディミドルルーフのハイエースで車体サイズもアルファード同等サイズなのでファミリーカーとして普段使いが出来る点もこの車を選んだ理由の一つです!

これからもキャンピングカーライフの実際の使用感や改良点について詳しくブログでレポートしていく予定です。
ぜひ参考にして頂けると嬉しいです!